会社の後輩桃田さん

休日、買い物から帰宅すると、アパートの隣の部屋のドアの前に見覚えのある女性が立っていた。

 

会社の後輩の桃田さんだ。

 

桃田さんは俺に気がつく様子がなく、インターホンを押して部屋の中に入っていった。

隣に住んでいるのは俺と同じ30歳前後の冴えない男性だったはず。

 

なぜ桃田さんが?

まさか2人は付き合っているのか?

 

俺は自分の部屋に入り、壁に耳を押し付けて隣の様子を伺う。

オンボロアパートなので壁は薄い。

なにやら会話をしているようだが、さすがに内容までははっきりと分からない。

 

桃田さんは今年入社した20歳の新入社員で、そのアイドル的なルックスから、たちまち社内の人気者となった。

美人というよりは可愛らしい顔立ちで、愛嬌がある。

 

しかしそのロリ顔とは対照的に、胸が大きい。

落とした書類を拾おうと前屈みになった時に胸の谷間が見えたことがあって、その光景が忘れられない。

正直5回は抜いた。

 

「あんっ!」

 

え?

隣の部屋から聞こえてきたよな?

あわてて壁に耳を押しつける。

 

「ふあぁああ だめぇっ」

 

桃田さんの声だ。

社内のアイドル桃田さんのリアルなあえぎ声に、俺は興奮してしまった。

あの大きなおっぱいを揉まれているのだろうか。乳首が敏感なのかな。

桃田さんのあえぎ声を聞きながら、その日俺は2回射精した。

 

翌朝家を出る時、隣部屋の男性とばったり鉢合わせた。

昨日の興奮が冷めやらぬまま、俺は思い切って彼に聞いてみた。

 

「あの、昨日かわいい女の子が入っていくのを見かけたんですが、彼女さんですか?」

 

「ああ、彼女じゃなくてデリヘル嬢。久々に当たりでさ、3回もイカされちゃったよ」

 

デリヘル嬢?桃田さんが?

にわかには信じられなかった。

あの可愛くて清楚な桃田さんがデリヘルで働いてるなんて。

 

「もし良かったらお店と女の子の名前、教えてもらえませんか?」

 

隣人は怪訝な顔をしながらも答えてくれた。

すぐにお店のホームページを確認する。

「ゆい」という名前の嬢の写真は、顔こそ隠れているが、桃田さんに間違いなかった。

 

胸はFカップ

基本プレイはディープキス、全身リップ、生フェラ、口内発射。可能オプションはパイズリ、即尺、電マ・・・

 

写メ日記も更新されていて、胸の谷間を強調した際どい写真が載せられている。

 

それを読みながら会社へ行くと、桃田さんはすでに出勤していた。

昨夜あんなに乱れておきながら、何事もなかったかのように書類の整理をしている。

 

服の上からでも分かるFカップの胸。

その巨乳でいったい何本のチンポを挟んだのだろう。

写メ日記の手ブラ写真と、目の前の桃田さんの胸を見比べる。

 

「これ、桃田さんだよね?」

 

スマホの画面を見せると、桃田さんの表情が青ざめた。やはり本人だったのだ。

 

「会社には黙っていてくれませんか。バレたら首になっちゃうかも」

 

「いいけど、なんでデリヘルなんてやってるの。そんなにお金に困ってるの?」

 

昼間は普通に仕事をしながら夜にデリヘルで働くなんて、余程の事情があるに違いない。

困っているなら相談に乗ってあげようと、俺は声をかけることにしたのだ。

 

「・・・好きなんです」

 

「え?」

 

「エッチなことが、おちんちんが好きなんです!」

 

今おちんちんって言った?

可愛くて清楚な桃田さんが、しかも会社でおちんちんって。

 

「私、男の人が気持ちよくなってる顔見るのが大好きなんです。ゾクゾクするんです。おちんちん舐めるとピクピクするのとか、我慢できずに私のお口の中でイっちゃうのとか。大好きなんです。出頭先輩も男ならそういうの好きですよね?」

 

桃田さんは恍惚の表情で俺を見る。

この子ヤバいと直感的に悟り、俺はその場から逃げ出した。

 

その後半年ほど経って桃田さんは会社を辞めた。

噂では、同僚と会議室でセックスしているところを上司に見られたのが原因らしい。

デリヘルのホームページからも消えていた。

 

あの時逃げ出さずに桃田さんに身を委ねていればと、今では少し後悔している。